2024年12月8日(日)、伊予三島運動公園体育館(愛媛県四国中央市)にて「第11回 四国中央空手道選手権大会 敬心杯」が行われました。
本大会は、一昨年からフルコンタクト空手の全日本ジュニアの1つであるJAC(ジャパンアスリートカップ)の権利大会(予選大会)となっており、烈蹴会の瀬戸丸 遥選手が週1でお世話になっているフルコンタクト空手道場、敬心館さん主催の大会です。
僕と遥選手は昨年と同じく大会前日は会場設営、当日はスタッフとして参加させていただきました。
遥選手はもちろん、選手としても参加しました。(*^-^)b
出場人数は昨年の485名に対し、501名。
昨年と同じく、4コートで行われました。
烈蹴会からは、遥選手が「中2女子 チャンピオン 45kg以上の部」で出場。
3名での総当たり戦となりました。
初戦の森藤選手とは、1週間前の12月1日(日)、「第25回 愛媛県少年空手道選手権大会」で対戦。
その時は開始30秒以内に、遥選手が上段蹴り2発で合わせ一本勝ち。
今回も結果だけを見れば、上段蹴り2発による合わせ一本勝ちでしたが、前回とは違い、そこに至るまでにかなり時間を要しました。
森藤選手、きちんと遥選手対策をしてきたのが見て取れました。
そして迎えた、山本選手との対戦。
山本選手とは過去に1回、今年の2月18日(日)に行われた「第8回 ローズカップ空手道選手権大会」で対戦し、その時は本戦1分30秒は引き分け、延長1分で山本選手の勝ちとなりました。
今回は何としてでも山本選手にリベンジして優勝し、JACの出場権を獲りたいところでしたが‥‥‥結果は本戦1分30秒で判定負け。
副審のうち1人は引き分けとしていましたが、体格で勝る山本選手が終始前へ前へと圧力をかけ、審判への印象が良かったように思います。
ローズカップで戦った時より、パワーが増していたと感じました。
JACは今年の1月に初めて出場し、そのレベルの高さに驚きました。
そして、数あるフルコンタクト空手の全日本ジュニアのうち、おそらく出場権を獲ることが最も難しい大会だと思います。
それだけに、「来年1月も必ず出場する」と心に決めていましたが‥‥‥非常に残念です。
しかし、今回の敗戦で遥選手自身も「現時点での自分に何が足りないのか」ということが、ハッキリとわかったのではないかと思います。
僕(烈蹴会 道場長)は気づいたことを遥選手にアドバイスしましたが、それをきちんと実行できるようになれば、フルコンタクト空手だけでなく、テコンドーの試合でも格段に戦術の幅が広がると思います。
ちなみに現時点では、遥選手はその動きが全くできていません。
テコンドーの試合においても、です。
そもそも、なぜフルコンタクト空手の大会に出場しているのか?
フルコンタクト空手ルールでの試合で得たことの中で、テコンドーの試合に活かせることは無いか?
それをテコンドーの試合の中で磨き上げ、今度はフルコンタクト空手の試合に活かせないか?
そして、フルコンタクト空手の試合で得たことをまたテコンドーの試合で活かし、その流れを無限ループさせる。
こういったことを遥選手自身が徹底的に掘り下げて考え、「大会後に毎回必ず改善を図る」という姿勢が、上を目指す以上は必要不可欠だと思います。
対戦相手の研究も確かに大事ですが、まずは自分自身の改善が第一です。
来年1月のJACの出場権を獲得できなかったことは痛恨の極みでしたが、遥選手はきっとこの悔しさを忘れないでしょうし、今よりもっと強くなると思います。
「他の選手たちを遥か後方に置き去りにする」ぐらいのつもりで強くなりたければ、悔しさを忘れないことも必要ですし、他の選手たちより数多くの苦難を乗り越えることも必要です。
今大会においても、非常に貴重な経験を積むことができました。
対戦してくれた選手、主催された敬心館の皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
押忍!
コメント