2025年6月15日(日)、こざかなくんスポーツパークびんご(広島県尾道市)にて「第5回 しまなみ杯空手道選手権大会」が行われました。

本大会はフルコンタクト空手の全日本ジュニアの1つである、全日本ジュニアチャンピオンシップの権利大会(予選大会)となっています。
烈蹴会からは、瀬戸丸 遥選手が「上級 中学2・3年女子 50kg以上」で出場。
6名でのトーナメントとなりました。

遥選手はシードだったため、準決勝から登場。
本戦である全日本ジュニアチャンピオンシップで3位入賞している強豪選手、小野 美桜里選手との対戦となりました。



積極的にプレッシャーをかけながら蹴りで攻めていく遥選手に対し、一瞬の隙を見て接近戦に持ち込み、突きの連打で試合を組み立てる小野選手。





本戦は引き分けとなり、延長へ。
延長に入っても勝負はほぼ互角でしたが、判定で小野選手の勝利。
試合後、主審から呼び止められて何かを言われていた遥選手。
何だったのかと聞くと、「本当に紙一重の勝負だった。がんばって」と言われたとのこと。
小野選手は、そのまま優勝しました。
小野選手は、以前も別の大会で重量級で出場して優勝していましたが、体格的に明らかに軽量級の選手であり、全日本ジュニアチャンピオンシップ 3位入賞というのはもちろん軽量級での話です。
しかも、今大会では小野選手は大会前に左手を負傷していたらしく、それでも優勝。
やはり、相当な地力がある選手です。

試合後、遥選手は試合VTRを何度も見ていましたが、上段蹴りがヒットした後の畳み掛けが甘かったことを認識していました。
そして強い選手ほど、そういった「流れ」を決して見逃さないということを。
一度でも流れを掴んだら、一気に倒しにいく。
テコンドーの試合なら、一気に大量得点差を狙いにいく。
上に行けば行くほど、こういった姿勢を徹底することが要求されます。
師弟揃って、まだまだ甘いなと痛感した試合でした。

また、烈蹴会に所属している村尾 彩羽選手、奈南選手姉妹も今大会に出場。


結果は彩羽選手は初戦敗退、奈南選手は3位入賞となりました。
※フルコンタクト空手では遥選手は敬心館所属、彩羽選手と奈南選手は福田道場所属。





手ぶらで帰ることになった二人に対し、3位のトロフィーをもらった奈南選手。
センターを陣取って、「えっへん」ポーズ。
よくがんばりました。(*^^*)

帰りは尾道市に来たら必ず立ち寄る「東珍康」で、安定の尾道ラーメン。
そのまま帰路に就きました。(^-^)

後日わかったことですが、今回遥選手は権利獲得となる2位以内に入ることができませんでしたが、小野選手が本戦出場権を持っていたため、「繰り上げ」で権利獲得となりました。
しかし、遥選手も僕(烈蹴会 道場長)も権利大会できっちり優勝し、気持ちよく本戦に出場したいと思っていますので、8月17日(日)に兵庫県立武道館(姫路市)で行われる「第12回 世界全極真 近畿大会」に出場します。
今大会も、貴重な経験を積むことができました。
対戦してくれた選手、主催された朱雀館の皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
押忍!




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