2024年4月7日(日)、こざかなくんスポーツパークびんご(広島県尾道市)にて「第4回 しまなみ杯空手道選手権大会」が行われました。
本大会はフルコンタクト空手の全日本ジュニアの1つである、全日本ジュニアチャンピオンシップの権利大会(予選大会)となっています。
烈蹴会からは、瀬戸丸 遥選手が「上級 中学2・3年女子 50kg以上」で出場。
6名でのトーナメントとなりました。
初戦の相手は、安保選手(志成館)。
志成館さんは広島県福山市にある強豪道場で、安保選手とは初対戦。
苦戦も予想されましたが、遥選手が終始蹴り技で試合を優位に進め、本戦1分30秒で優勢勝ち。
しかし、本来なら上段蹴りで技有りを取れていたであろうシーンで取れなかったり、上段蹴りが入った後の追撃が遅かったりと、反省点も多い試合内容でした。
そして、準決勝の相手は金子選手。
金子選手(真武會)は今年1月に行われたJAC(ジャパンアスリートカップ)で3位入賞しており、1学年上の中学3年生。
体格的にも遥選手を大きく上回っており、所属する真武會さんも強豪道場。
文句のつけようが無い強豪選手です。
試合は遥選手が蹴り技で魅せるシーンもありましたが、上段にヒットさせるには至らず、パワー差で圧倒されるシーンが何度もありました。
試合を見ていて、さすがだなと感じました。
とは言え遥選手にミスは無く、負けたのは指導者たる僕の責任。
「試合VTRをよく見て、また改善点を見つけよう」とだけ遥選手に伝え、遥選手はその後VTRを何度も見ていました。
体格差、パワー差、フルコンタクト空手ルールでのキャリアの差‥‥‥。
遥選手が勝てる要素は、わずかだったと思います。
強いて言えば、「相手が嫌がることを徹底する」ということになりますが、それすらも上手く封殺され、逆に遥選手が嫌がることを徹底されていたように見えました。
テコンドーでも当然全く同じことが言えますが、強い選手ほどこういう部分は本当に抜け目ないです。
勝ち目が薄い戦いに挑み、自己の改善点を模索し、ひたすら改善を繰り返す。
負けはしましたが、こうして遥選手はまた強くなり続けるだろうと感じられた試合でした。
今大会も、貴重な経験を積むことができました。
対戦してくれた選手、主催された朱雀館の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
押忍!
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