2024年7月28日(日)、サイデン化学アリーナ(さいたま市)にて「第17回 全日本ジュニアテコンドー選手権大会」が行われました。
※例年通りプムセ(型)は7月27日(土)、キョルギ(組手)は7月28日(日)と、2日間に亘って行われました。
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大会会場の様子
本大会は全日本テコンドー協会主催の大会で、小学1年生〜高校3年生までの選手が出場できますが、「前年度大会で3位以内」「西日本地区大会もしくは東日本地区大会で3位以内」等、一定の条件をクリアしなければ出場できません。
そのため、本大会で3位以内の選手だけが出場できる「全国少年少女選抜テコンドー選手権大会」を除けば、高校生以下の大会としては国内最高レベルの大会です。
烈蹴会からは、瀬戸丸 遥選手が昨年と同じく「中学生 女子 -51kg級」で出場。
昨年は7名でのトーナメントでしたが、階級を下げた選手、逆に上げた選手、高校1年生になった選手もいた関係で、3名でのトーナメントとなりました。
前回大会の記事で「今回の全日本ジュニアは、遥にとっては試金石だったと思います」と述べましたが、今年は違いました。
「優勝しなければおかしい。さらに言えば、二連覇は当たり前」
大会の半年以上前からずっと、遥選手にはそう言い続けてきました。
これには明確な根拠があります。
昨年遥選手は中学1年生で同大会に臨み、中学3年生の強化指定選手に敗れて3位に終わりました。
その選手は予想通り、優勝しました。
しかし、そのわずか1ヶ月後、2023年8月27日(日)に行われた「REIZ TAEKWONDO CUP 2023」において僅差ではありましたが、その選手を破って優勝。
つまり、昨年の全日本ジュニアの時点で優勝者に匹敵する実力を持っていたということになります。
であるならば丸1年経った今年、ましてや中学3年生になる来年、中学1年生の時と同じカテゴリーで優勝できないのはおかしい、という話になります。
しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
今大会は優勝候補が初戦敗退したり、3位に終わったり等、波乱が多い大会だったと思います。
そんな中、遥選手も初戦の黒田選手、決勝の井上選手ともに予想を遥かに上回る苦戦を強いられ、かろうじて優勝したという内容でした。
本大会での優勝は遥選手にとって初めてのことであり、それに関しては非常に良かったと思います。
しかし、今大会での反省を活かして改善すべき点はしっかり改善し、着実にレベルアップし続けていかないと、今後勝ち続けることは難しいと痛感した大会でした。
来年は遥選手とあと2人、烈蹴会から全日本ジュニアに出場しますが、遥選手は大会二連覇、あとの二人は初出場で優勝できるよう、研鑽を重ねていきます。
今大会においても、非常に貴重な経験を積むことができました。
対戦してくれた選手、主催された全日本テコンドー協会の皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
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