2023世界カデット 日本代表選考会

大会
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2023年6月11日(日)、山梨市民総合体育館にて「2023世界カデット 日本代表選考会」が行われました。

 

この日は、全日本テコンドー選手権大会および全日本ジュニアテコンドー選手権大会の東日本地区大会が行われ、

「世界カデット 日本代表選考会」

「アジアジュニア、東アジアユース 日本代表選考会」

が同日開催されました。

 

昨年と同じく、西日本地区大会と同日開催だと読んでいましたが、見事に読みが外れました。(^_^;)

 

国際競技力」の記事でも書いた通り、選考階級の関係で今回遥は出場を断念しましたが、遥のライバルが「カデット 女子 -41kg級」で出場しました。

僕と遥は応援と、近いうちに戦う可能性がある選手たちの試合を見るために、大会会場まで足を運びました。

ちなみに僕も遥も、山梨県には初めて行きました。(^-^)

 

朝5:23に地元の伊予三島駅を出発し、8:47に名古屋駅に到着。

親交がある神威道場さん(名古屋市)の道場長の車に便乗させていただき、山梨市へ向かいました。

ありがとうございました!m(_ _)m

 

今回、世界カデット 日本代表選考会に出場した「遥のライバル」というのも神威道場の門下生Aちゃんで、遥とは小1の頃から競い合ってきました。

現在遥とは3階級ほど違うため、試合で戦うことはまずありませんが、とても仲良しです。(*^^*)

 

大会前日は甲府市に宿泊し、神威道場の皆さんと楽しい時間を過ごしました。

甲府駅から少し歩いたところにあるお店に行きましたが、雰囲気が良かったです。(*^-^)b

 

肝心の試合結果ですが、Aちゃんはやれる限りのことをきちんとやっていましたが、2学年上の中3の選手に敗れ、3位でした。

 

さらにその選手に勝ったのは昨年のアジアカデットで銅メダルを獲得した選手で、試合を最初から全て見ましたが、地力の高さを感じました。

階級差(遥は-47kg級なので2階級差)そのままで試合をしたとしても、今の遥ではまず勝てません。

 

他の選手たちは皆、東日本地区大会に出場しましたが、全員が納得できる結果は得られなかったようでした。

 

今回、「僕も遥も大会に出場しないのに、大会会場まで足を運んだ」のは初めての経験でしたが、行って良かったと思います。

Aちゃんや神威道場の皆さんの応援をできたこともそうですし、日本代表選考会(特にジュニア男子)の試合レベルはさすがに高く、直接見る価値は十分ありました。

 

遥には「わざわざ山梨市まで来たんだから、しっかり見ておくように」と事前に念押ししておきましたが、試合が始まると僕以上に食い入るように見ていたように感じました。

 

「自分に何が足りないのか」

「自分のどこを修正・改良すれば確実に強くなれるのか」

を考えながら、試合を見てくれていたらいいなと思います。

 

さて、ちょっと思うところがあって、今回の日本代表選考会の出場者数を都道府県別に集計してみました。

 

世界カデット 日本代表選考会

計9名

兵庫県 3名

愛知県 2名

神奈川県 1名

岐阜県 1名

大阪府 1名

奈良県 1名

 

アジアジュニア、東アジアユース 日本代表選考会

計22名

愛知県 5名

千葉県 3名

大阪府 3名

兵庫県 3名

福岡県 2名

大分県 2名

神奈川県 1名

奈良県 1名

佐賀県 1名

熊本県 1名

 

まあ、「思うところ」というのはズバリ、

「カデット、ジュニアにせめて1名ずつ、四国の選手がエントリーしている状況にしなければな」

ということです。

これは切に思います。

 

選手は

カデット(約12〜14歳)

ジュニア(約15〜17歳)

シニア(約18歳以上)

という順に成長していくわけですから、まずはカデットやその前段階(幼児〜小学5年生)からしっかり強化していかないと、その都道府県は弱いままということになってしまいます。

 

今回、四国からのエントリーが0名だったのは、間違いなく四国が弱いからです。

他に理由はありません。

僕も四国の一指導者として、この現実を受け止めなければならないと思っています。

 

「では、なぜ弱いのか?」という問題に帰結しますが、これについては指導者も選手も、そして保護者もよくよく考えなければならないと思います。(「保護者は道場のお客様? その2」でも述べた通り、強豪道場を作るためには道場(指導者)、選手(子ども)、保護者(親)の三位一体が必要不可欠。)

 

例えば、四国のフルコンタクト空手のレベルは強い都道府県と比べても、テコンドーほどの大差は無いように思います。

僕は遥を小4からフルコンタクト空手の大会に出場させてきましたが、率直にそう思います。

これは遥のように両方の大会に出場していれば、ハッキリと認識できることだと思います。

 

同じ四国のテコンドーとフルコンタクト空手、なぜここまでの差が生じているのでしょうか?

その答えは、指導者、選手、保護者、それぞれの中にあり、原因は1つではないと思います。

 

そして「四国が弱い」というのは、もちろん「国際競技力」の記事でも述べた通り、自分の階級が選考階級に選ばれなかった遥も含めての話です。

もし遥が本当に強ければ、今年2月に行われた「第7回 全国少年少女選抜テコンドー選手権大会」で遥が出場した-47kg級が選考階級として選ばれていたはずです。

本当に、遥はまだまだです。

 

誤解が無いよう繰り返しになりますが、遥も含めて四国は弱いです。

そして、遥を指導している僕の指導力や知識も、強豪道場の指導者に比べるとまだまだレベルが低いです。

 

ただ、自らの弱点や足りないところと真摯に向き合い、ひたすら上を目指して行動し続けるのか。

外の世界には目を向けず、「そこまでのことを考える必要は無い」としてしまうのか。

仮に才能がほぼ同じだとしても、1〜2年も経てば大きな差がついてしまうと思います。

特に子どもは大人より、指導者や保護者の影響を大きく受けます。

 

大きな成果を挙げた人を目の当たりにすると、人間どうしても才能や環境のせいにしがちだと思います。

「東京や大阪、愛知県、九州は競技人口が多く、強豪道場も、良い指導者も多い。だから強いのは当然だ」といった具合に。

しかし、本当に結果を左右するのは「意識」だと思います。

いかに高い意識をもってそこに臨んでいるか、だと思います。

 

それが無いと、出てくるのは結果ではなく、結果を出すために必要な知恵でもなく、愚痴や言い訳だけだと思います。

そして、知恵ではなく愚痴や言い訳ばかりが出てきている間に、時だけが無情にも過ぎていきます。

 

一生懸命だと知恵が出る

中途半端だと愚痴が出る

いい加減だと言い訳が出る

 武田 信玄

 

この言葉は、僕も遥も決して忘れてはならないと思っています。

環境も大事ですが、やはり意識が大事です。

そして、四国の競技レベルは今は確かに低いですが、まだまだこれからだと僕は思っています。

 

さて、日本代表選考会の試合を直接見て、自分たちがやるべきことを再認識したところで、どんどん上に行くためにいろいろと実行していこうと思います!(*^-^)b

 

出場された選手の皆様、大会関係者の皆様、お疲れ様でした!

名古屋市から山梨市まで送り迎えしてくださった神威道場の道場長様、ありがとうございました!(*^^*)

今後とも宜しくお願い致します!

 

おまけ:名古屋市観光

6月11日(日)は名古屋市に1泊して、翌日は名古屋市を観光してから愛媛県に帰りました。(^-^)

大須観音

 

名古屋市と言えば味噌カツ

 

名古屋駅の高島屋で化粧品を物色する遥

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