目標達成表

考え方・疑問
楽天で探してみる

5月21日(日)、熊本市総合体育館にて全日本テコンドー選手権大会および全日本ジュニアテコンドー選手権大会の西日本地区大会が行われました。

 

本大会で3位以内に入賞すると、それぞれ本戦への出場権を獲得できます。

フルコンタクト空手で言うところの権利大会(予選大会)ですね。(^-^)

 

今回、烈蹴会からは出場選手がいませんでしたが、トーナメント表を見て思ったことは「以前より出場人数が減ったな」ということです。

出場人数が減ると必要経費の関係上、複数の大会を同日開催せざるを得なくなります。

 

ちなみに遥は、全日本ジュニアの西日本地区大会(以下「西日本ジュニア」)には小1(出場できる最低年齢)で初出場して以来一度も出場していませんが、その頃はシニアとジュニアの西日本地区大会を同日開催することなどありませんでした。

今回小学生に関して言うと、女子ならともかく男子も出場人数が少なかったようで、小学1年生と2年生、3年生と4年生といったように、学年を統合している階級がいくつもありました。(中学生、高校生は以前から1〜3年生を統合。)

 

僕は

競技人口 = 競技レベル

とは考えていません。

 

これは理由はどうあれ、テコンドーの競技人口が当然のことながら世界トップクラスである韓国が、東京オリンピックで金メダルを1つも獲れなかったことでも証明されていると思います。(もちろん現実はそんなに単純なものではなく、現行ルールの都合上等、様々な理由があると思います。)

 

ですので、

競技人口 ≒ 競技レベル

とするのが正しいかと思います。

 

さて、それに当てはめたとして「第19回 WATAオープン国際テコンドー選手権大会」でも投稿した通り、香港代表選手を撃破する実力を持つ遥が、今年に入って未だに全日本ジュニアの出場権すら獲れていないフルコンタクト空手。

※遥がフルコンタクト空手を習い始めたのは昨年11月からで、遥と上級クラスで戦っているのは幼少期からフルコンタクト空手に打ち込んできた選手ばかりですので、仕方ない部分もあります。

 

一方、出場人数が少なすぎて学年・階級の統合をしたとしても、下手をすれば出場しただけで3位入賞が確定するテコンドー。

この状況がずっと続けば、それぞれの国内の競技レベルはどうなるのか。

我々テコンドー関係者は、よく考えるべきだと思います。

 

それはさておき、画像は大谷翔平選手が高校1年生の時に作成したという「目標達成表」です。

 

これを見て「高1ですごいなー!」で終わらせてしまうと、話はそれまでです。

というわけで、これを遥に当てはめて「遥のための目標達成表」を作成しました。(^-^)

 

大谷選手が作成した目標達成表は、中央に「自分が成し遂げたい目標」を置き、周りにそのために必要な8つの要素、さらにその8つの要素を満たすために必要な8つの要素を記入する形になっています。

非常によく考えられていて、すばらしいと思います。(*^-^)b

 

もちろん、野球(球技)とテコンドー(格闘技)では、要求される要素は同じではありません。

ひとまず、現時点では遥にとっての中央の8つの要素は不変かなと思いますが、それを満たすための8つの要素は成長するにしたがって変わっていくと思います。

※周りの8つの要素は空欄にしていますが、内容を全て見たいという方はご連絡いただければお見せできます。

 

本当に強い選手を育てたければ、「三年先の稽古」の精神で臨まなければならないと思います。

 

もちろん、「明日勝つための稽古」も必要ですが、小手先のテクニックや目先のことだけに囚われ、まして「大会前だけ一生懸命練習する」とか「大会前になって急に目新しい練習法を導入する」といった姿勢では、出場人数が少なかった今回の西日本ジュニアにおいてでさえ、「3位入賞をかろうじて掠め取る」程度の結果・内容しか望めないと思います。

そのまま本戦に出場しても、初戦敗退は目に見えています。

実際、僕自身も過去に西日本地区大会でかろうじて3位入賞を掠め取り、本戦である全日本テコンドー選手権大会では初戦敗退を喫しました。

 

テコンドーであってもフルコンタクト空手であっても、権利大会(予選大会)を余裕で通過するレベルでなければ、本戦では厳しいと思います。

ましてや強化指定選手になる、日本代表選手になる、他国の代表選手を撃破するなど、夢のまた夢です。

 

なかなか難しいとは思いますが、指導者は長期的に、かつ短期的に選手の強化計画を立て、それを淡々と実行し続けなければなりません。

何があっても。

 

‥‥‥と言っても僕自身、できているとは全く思いませんし、日々苦悩の連続です。(^_^;)

コメント

タイトルとURLをコピーしました