国際競技力

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5月10日(水)、「2023世界カデット 日本代表選考会」の大会要項が公表されました。

 

昨年は西日本ジュニア(3位以内で全日本ジュニア出場権を獲得)と同日開催だったため、今年もそうだと予想していましたが、今年は東日本ジュニア(こちらも3位以内で全日本ジュニア出場権を獲得)と同日開催。

6月11日(日)、山梨市で開催されることとなりました。

 

と、そこまでは良かったのですが‥‥‥残念ながら遥は出場できなくなりました。

理由は、日本代表選手 選考階級にあります。

 

昨年、世界カデット・アジアカデットの女子カデットの選考階級は-37kg級と-47kg級の2階級でしたが、今年は-33kg級と-41kg級。

 

減量により-47kg級の体を作っていた遥が、そこからさらに6kg落とすことは不可能であるため、日本代表選考会の出場を泣く泣く断念しました。

※昨年日本は世界カデット、世界ジュニア、アジアカデット、アジアジュニアの4大会に選手を派遣しましたが、今年は予算の都合からか世界カデット、アジアジュニアの2大会だけです。

2022年の大会要項

 

昨年12月に初段を取得し、

 

今年2月に行われた「第7回 全国少年少女選抜テコンドー選手権大会」で準優勝して日本代表選考会の出場資格を満たした上で、

 

4月に行われた「第19回 WATAオープン国際テコンドー選手権大会」では2歳年上の香港代表選手を下して優勝。

 

まさに盤石の体制で、と言うと烏滸がましいのかもしれませんが、それに近い状態で日本代表選考会に臨めるはずでした。

それだけに、本当に残念だとしか言いようがありません。

 

僕も遥も、日本代表選考会の大会要項の公表を今か今かとずっと待っていました。

しかし、決定した選考階級は遥が決して出場することができない階級。

正直、日本代表選考会の大会要項を最初に見た時、納得できない気持ちしかありませんでした。

 

しかし、冷静に考えてみると選考階級は強化委員会が今年2月に行われた全国少年少女での試合内容を見て、「国際大会でメダルを獲れる可能性がある」と判断して選んだ階級。

大会要項を見て2日ほど経った後、「今回は仕方ないな」と思うようになりました。

 

実際、昨年選考階級に選ばれた-37kg級と-47kg級の日本代表選手は、2人ともアジアカデットで銅メダルを獲りました。

それを思うと、やはり強化委員会の見る目は確かなのだと思いました。

 

今回はまだ、遥に国際競技力が無かっただけのこと。

実力不足を真摯に受け止め、ひたすら前に進み続けます。

 

おまけ:例え方

今年4月に行われたWATAオープンで香港代表選手に勝った後、2〜3日間は遥を褒めました。

しかし、のぼせ上がるとイカンので、ある例えを使って戒めました。

以下、僕と遥の会話です。

 

「今回、香港代表に勝ったのはすばらしかった。けど、これが中国代表となると桁違いの強さだったと思うよ」

「うん、わかってる」

「まあ、例えて言うなら今回お前が勝ったのは下弦の伍、韓国やイラン、タイの代表は上弦の壱とか弐ってとこやな」

「あ〜!それ、わかる!」

 

下弦の伍

 

やはり子どもは、好きなアニメとかに例えると理解が早いですね。(^_^;)(笑)

 

しかし、冗談抜きで同じ代表選手と言っても国によってかなりレベルの差があるということを理解し、今はひたすら自らの力量を強豪国の代表選手に近づけていってほしいと思います。

 

自分はどこを目指していて、どうなりたいのか」をしっかり意識した上で。

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