2025年1月13日(月・祝)、おおきにアリーナ舞洲(大阪市)にて「ALL JAPAN CHAMPION CUP 2025」が行われました。
本大会はフルコンタクト空手の全日本ジュニアの1つで、全国各地で行われる権利大会(予選大会)を勝ち抜いた選手だけが出場できる大会です。
前日に行われた「第10回 リアルチャンピオンシップ決勝大会」に続いて2日連続での全日本ジュニア出場という、なかなかできない経験をすることができました。
前日の開会式もすばらしかったですが、本大会の開会式も非常に趣向が凝らされていて、すばらしかったと思います。(*^-^)b
烈蹴会からは、瀬戸丸 遥選手が「中学2・3年女子の部 52kg未満」で出場。
21名でのトーナメントとなりました。
試合直前の遥選手
初戦の相手は、野々口選手(一拳会)。
初対戦の相手でしたが、遥選手が終始蹴り技で試合を優位に進め、本戦1分30秒で判定勝ち。
しかし、昨年12月22日(日)に行われた「adidas SEIDO KARATE GRAND PRIX 2024」、そして前日に行われた「第10回 リアルチャンピオンシップ決勝大会」に続いて、試合を優位に進めているように見えても、最後まで技有りを取ることはできませんでした。
このあたりが、やはり権利大会と本戦との差なのだと感じました。
ディフェンス能力の含めて、対戦相手のレベルが総合的に高いということだと思います。
そして、迎えた2回戦。
相手は非常に名前をよく見る選手で、我那覇選手(七州会)。
彼女は数あるフルコンタクト空手の全日本ジュニアで軒並み上位入賞しており、遥選手が過去に対戦した中でも最強のパンチ力を持っていると思います。
序盤は我那覇選手がしっかりガードを固めて、遥選手の蹴り技を警戒しているシーンもありましたが、プレッシャーのかけ方、突進の速さ、そして何より1発1発のパンチの威力。
遥選手もよくやっていたと思いますが、本戦1分30秒で判定負けとなりました。
我那覇選手の試合は昨年のJACで直接見たことがあり、その時から強いなと感じていましたが、実際に対戦して得られたものは多かったと思います。(^-^)
我那覇選手が所属する七州会さんは、名前をよく見る愛知県の強豪道場ですが、七州会さんの選手たちが今大会でも何人も優勝しており、非常に驚きました。
国内のフルコンタクト空手の道場数・競技人口は、間違いなくテコンドーとは0が1個以上違う数字であり、その中で「名前をよく見る」というのは本当にすごいことだと思います。
我那覇選手は前回大会に続いて3位入賞、そして昨年の「adidas SEIDO KARATE GRAND PRIX 2024」で遥選手が対戦できなかった中2女子の絶対王者・近藤 麗愛選手は優勝しました。
さすがとしか言いようがありません。
今回、麗愛選手やご両親と話す機会があり、「テコンドーをやれば余裕で日本代表を獲れる逸材なのに」という話をすると、実は過去に1年間ほど大阪市内のテコンドー道場に通っていたことがあるそうです。
代名詞とも言える上段膝蹴りだけでなく、中距離・遠距離での蹴りも上手いのはそういうことだったのかと納得しました。
身長も170cmを超えており、彼女は本当に逸材だと思います。(*^-^)b
今回、2日連続で出場したフルコンタクト空手の全日本ジュニア。
結果は2大会とも初戦突破できたものの、どちらも2回戦で強豪選手に勝つことはできませんでした。
フルコンタクト空手の全日本ジュニア、本当に厳しいです。(>_<)
遥選手はまだまだですが、昨年の「adidas SEIDO KARATE GRAND PRIX 2024」から改善が見られた部分もありました。
引き続き、「現時点での自分に足りないところ」としっかりと向き合い、ひたすら上を目指し続けてほしいと思います。
対戦してくれた選手、主催された日本武道振興会の皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
押忍!
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