2024年8月18日(日)、愛媛県武道館 2階 剣道場(愛媛県松山市)にて「第1回 大和ハウスプレゼンツ フルコンタクトチャレンジ」が行われました。
本大会は河野道場様(愛媛県松山市)にとって初の主催大会ということで、出場させていただくことにしました。(^-^)
烈蹴会からは、瀬戸丸 遥選手が「中学1・2年生 女子 無差別級」で出場。
5名でのトーナメントとなりました。
中学1年生と2年生の選手が初戦で当たるようになっていて、遥選手はシードでした。
他のクラスもそうでしたが、非常に考えられたトーナメント表だったと思います。(*^-^)b
試合前、音楽を聴いて気持ちを集中させる遥選手
1回戦が終わって勝ち上がってきたのは、なんとどちらも中学1年生でした。
遥選手は、初戦の三原選手に対しては技有りこそ取れなかったものの、そこそこ有効打を当てて試合を優位に進めているように見えました。
結果、本戦1分30秒で遥選手の判定勝ち。
しかし、決勝の相手である井本選手は動きが良く、苦戦が予想されました。
体格的にも遥選手と差が無く、初戦では中学2年生の選手を多彩な攻撃で圧倒。
特に、上段前蹴りを上手く使っていたのが目につきました。
そして迎えた決勝戦、遥選手 VS 井本選手の試合となりましたが、蓋を開けてみると両者とも全く手を出さない、膠着状態が非常に長い試合となりました。
遥選手がテコンドーの間合いから蹴りで仕掛け、フルコンタクト空手の間合いで両者が打ち合い、また離れるという試合展開は、昨年10月15日(日)に行われた「第19回 倉敷市長杯・会長杯争奪 EVOLUTION ALL JAPAN KARATE TOURNAMENT」での中田選手との試合を彷彿とさせるものでした。
あの時よりもさらに膠着状態が長く、非常に緊張感がある試合だと感じました。
各クラス、予選はA〜Cコートで同時に行われましたが、決勝戦だけは1試合ずつ行われました。
他のクラスの決勝戦がフルコンタクト空手の試合らしく、観客の声援が飛び交う中激しく打ち合うという試合が多かったのに対し、遥選手と井本選手の試合は観客が静まり返っている時間が長く、まるで異質でした。
再延長に入る前、主審からの「お互いもっと攻め合うように」という注意
遥選手が一瞬の隙を突いてオルグル(上段蹴り)を決め、副審1人が旗を揚げたシーンもありましたが、技有りを取るには至らず。
試合は前述した中田選手との試合と同様、再延長までもつれ込み、判定の結果、井本選手の勝ちとなりました。
「必ず優勝できる」と思って臨んだ大会でしたが、残念ながら準優勝でした。
個人的には非常に緊張感があっていい試合だったと思いますし、試合後に知らない選手や保護者、指導者の方たちが「試合、すごかったです」と声をかけてくださったのはうれしかったです。(^-^)
しかし、テコンドーとフルコンタクト空手、どちらにおいても下の学年の選手とは一度も対戦したことがない、つまり負けたことがない遥選手は、非常に悔しそうでした。
帰りの車の中でも、「あーっ!やっぱ優勝以外は嫌やわ!」と、ずっと言っていました。(^_^;)
今大会、遥選手の上段蹴りで技有りと思われたシーンが2〜3回ありましたが、フルコンタクト空手の技有りはテコンドーの試合で言えばダウンを取れるレベルの攻撃が入ったときのみであり、タイミングや角度がまだそのレベルに達していないということだと思いました。
また、試合の組み立てや相手の追い詰め方がまだまだ未熟だと感じました。
今回の敗戦を、ぜひ次に活かしてほしいと思います。
強くなれるのは、こういうときです。
今大会も、貴重な経験を積むことができました。
対戦してくれた選手、主催された河野道場の皆様、ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
押忍!
コメント