2024 リンクステコンドーフェスティバル

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2024年11月17日(日)、東和薬品RACTABドーム(大阪府門真市)にて「2024 リンクステコンドーフェスティバル」が行われました。

 

初のダブルエントリー」の記事でも投稿した通り、烈蹴会からは瀬戸丸 遥選手が出場し、

「カデット女子 上級 -47kg級」

「ジュニア女子 上級 -52kg級」

の2つのカテゴリーにエントリーしました。

※カデット:約12〜14歳

※ジュニア:約15〜17歳

 

現在、遥選手は14歳の中学2年生ですので、本来ならカデットでの出場のみとなります。

しかし、本大会ではジュニアでのエントリーも可能であるため、よりレベルが高い選手との試合経験を積むべく、ダブルエントリーという選択をしました。

 

「カデット女子 上級 -47kg級」では中1、中2の選手が計9名バランスよくエントリーしているのに対し、「ジュニア女子 上級 -52kg級」では計7名がエントリーして中学生は遥選手ただ一人。

※岡本千佳選手が-47kg級に移動

 

 

初戦で対戦した瀬尾選手は高校2年生で、3学年上。

しかも、国内トップレベルのジュニア選手の一人です。

 

現時点では、遥選手とは大きな力量差があるだろうと思われましたが、1ラウンド目は遥選手が僅差で取りました。

しかし、2ラウンド目から本来の動きを見せた瀬尾選手が2、3ラウンドを連取し、そのまま遥選手に勝利しました。

特に2ラウンド目は今まで遥選手が経験したことがない圧力、パワーで攻撃を続け、遥選手を圧倒していました。

 

この試合で遥選手は、「カデット選手とジュニア選手の力の差」を痛感したと思います。

瀬尾選手は決勝まで勝ち進みましたが、残念ながらケガのため棄権し、飛田選手の優勝となりました。

 

その後、カデットの試合が始まり、遥選手はカデットでの初戦を迎えました。

大会前、僕(烈蹴会 道場長)は遥選手に「カデットは全試合必ず大差で勝て」と伝えていましたが、初戦から予想外の大苦戦。

内容があまりにもひどかったため、「ジュニアでの敗戦を引きずっているな」と感じた僕は初戦の後、久々にかなり強い口調で遥選手を一喝しました。

 

一度狂った歯車を補正すべく、「2戦目で調子を戻せ」と指示し、その試合は圧勝して少し調子が戻ったように見えました。

 

僕と遥選手の予想では、階級やこれまでの戦績から考えると、決勝には黒田選手が勝ち上がってくるはずでした。

しかし、上がってきたのは遥選手や黒田選手より軽い階級の岡本選手。

「やはり強いな」と思いました。

 

「調子が戻っていなければ、負ける可能性は十分ある」と思った僕は試合前、遥選手に「今までで一番、集中して臨め」と伝えました。

決勝戦直前の遥選手

 

そして、迎えた決勝戦。

遥選手は集中していました。

 

集中していれば、声が出ている。

動きが違う。

蹴りが連続で出ている。

体勢が多少崩れても、立て直しが速い。

高い集中力を発揮していることが伝わってくる試合内容でした。

 

結果は2ラウンドを先取して、遥選手の勝利。

遥選手にも、そして試合を見ていた僕にも、安堵の表情が浮かんでいたと思います。

 

試合中はもちろんこんなことを考える余裕はありませんでしたが、二人が最後に対戦したのは、小学1年生の時。

その前は、保育園年長の時。

1勝1敗のまま、その後は階級差もあって、一度も対戦することはありませんでした。

 

そして今、二人とも間違いなく国内トップレベルのカデット選手に成長し、「二人とも強くなったなぁ」と、僕は特別な気持ちで試合に臨んでいたと思います。

 

試合前、観客席に上がってビデオカメラをセットしようとすると、よく話す指導者の方が「二人とも強いですからね。楽しみにしています!」と声をかけてくれて、僕はとてもうれしく思いました。

そして二人とも、すばらしい試合を見せてくれたと思います。

 

今大会、現時点での遥選手と国内トップレベルのジュニア選手とでは、大きな差があると痛感しました。

遥選手は、本当にまだまだだと思いました。

 

しかし、今回の試合で遥選手は「自分が何をしなければならないのか」「何が要求されているのか」に気づいたと思います。

優勝したこともそうですが、それが何よりの収穫だと思います。(*^-^)b

 

昨年と同じく、全試合が終わった後に3人1組での団体戦(上段蹴り無し)が行われました。

今年は遥選手は出場せず、僕は神威道場さんの師範お二人と「チームO(オー)」で出場しました。

ちなみに、おっさんの「O」ですね。(´・ω・`)

全員、花のOver40

 

結果、2回勝ってチームOは3位でした。

普通防具での試合は、やはりとても楽しかったです。

来年もぜひ、出場させていただきたいと思います。(*^^*)

 

今大会においても、非常に貴重な経験を積むことができました。

対戦してくれた選手、主催されたリンクステコンドーアカデミーの皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました!

今後とも宜しくお願い致します!

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