強さは父親から、優しさは母親から

考え方・疑問
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今日から3泊4日の慰安旅行で、北海道に行ってきます。(^-^)

今、羽田→新千歳空港の飛行機の中で、この文章を書いています。

 

昨日は会社帰りにケーキを買って、帰宅するとすぐ遥(僕の娘)に渡しました。

ちょうど、6歳の誕生日だったからです。(*^^*)

 

「写真を撮らせて」と言うと、なぜか構える娘。(^_^;)(笑)

 

前回のブログで書いた「北フェス」に、先日6歳直前で臨んだわけですが、ここ最近遥のテコンドーに対する姿勢に変化が見られるようになってきました。

 

まず、「今日は練習に行きたくない」といったことを言わなくなりました。

以前は、気が乗らなかったり少ししんどかったりすると、練習前になると決まって口にしていました。

「子どもだから、気分にムラがあるのは仕方ない」と思い、その都度
「お前が練習を休んで家でダラダラしている間に、他の子たちが一生懸命練習していたら、どうなる?」
と言い聞かせて、道場に足を向けさせました。

 

しかし最近では、
「今日はどんな練習するん?」
「こういう場合は、どうすればええの?」
と、質問してくることが増えてきました。

 

先日の「北フェス」でのことですが、小学生男子の試合で、上段回し蹴りがまともに顔面に入り、奥歯が折れるということがありました。(幸いにも乳歯でした。)

この時Tくんは主審、僕は副審だったので、それを間近で見ていました。

蹴りを食らった男の子は当然口から出血しており、結果的に負けはしたものの、残り時間最後まで試合を続けました。

試合が一時中断された後、「続行」がかかる前に、僕は遥の方をチラッと見ました。

すると、観客席の方からその様子をじっと見ていました。

後で「パパ、あの男の子どうしたん?」と聞いてきたので、「上段蹴りで奥歯が折れた」と説明すると、驚いた顔をしていましたが「怖い」という表情ではありませんでした。

どうやら、僕が日頃から言っている
「格闘技はお遊びではできない」
「誰も助けてくれない。一人で戦うしかない」
「現実は甘くない」
ということを、幼心にだんだん理解しつつあるようです。

 

持論ですが、
「強さは父親から、優しさは母親から」学ぶものだと思います。

ですから、父親が

お遊び程度にしか競技をやってこなかった者や、

困難や強敵からすぐに逃げる者、

強者に媚びるような者

であれば、その子どもは少なくとも「強くなれる機会」を大きく損なうことになると思います。

うちは娘が一人ですが、これが息子ならなおさらだと思います。

 

なんらかの競技(特に団体競技)をお遊び程度にしかやってこなかった父親や、格闘技経験が無い父親が、子どもを格闘技の道場に放り込んで「強くなれ!」と言ったところで、それは到底無理な話だと思います。

 

これに対して遥の場合は、
「父親に格闘技経験がある」どころか、
「父親が現役選手である」という状況です。

僕は遥の試合でセコンドに入ったときはもちろん、普段の練習でもかなりキツいことを言っていますが、それでも言い訳や反論一つせずにちゃんと話を聞こうとしているのは、そうした状況があるからこそだと思います。

 

……何を言われても逃げ場が無いから、
「ちょっとかわいそうだな」と思うときもありますけどね。(^_^;)(笑)

もしそうでなければ、例えば試合直後に「なぜ、あそこで上段を蹴らなかった?」と僕が遥を問いただしたところで、
「経験が無いあんたに何がわかる!?」
としか思わないハズです。

実際、子どもの頃の僕がそうでした。

 

いずれにせよ、
「弱い父親には、強い子どもを育てることなどできない」
「お遊び程度にしか競技をやってこなかった父親の下では、子どもが一流選手になるための道を歩んでいけるハズがない」
と、現時点での僕は思っています。

 

少なくとも、そういったことを自らに言い聞かせて、遥やテコンドーと向き合っているつもりです。

偽ることなく。

 

前回のブログでも書いた通り、来年から遥の全日本ジュニア出場が始まります。

しかしその前に、僕が今年の西日本地区大会で入賞し、2度目の全日本選手権出場を決めたいと思います。

 

先日の「北フェス」でも遥に僕のセコンドをやらせましたが、今後も引退するまでは可能な限り、僕のセコンドをやらせ続けたいと思っています。

たとえ僕が負けても、「自分より強い者が相手でもまともに戦える父親」を目の前で見せ続けることは、きっと遥自身の強さに繋がると信じています。

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