青春

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80歳で3度目のエベレスト登頂に成功し、世界最高齢登頂記録を更新したプロスキーヤーの三浦雄一郎さんが5月29日朝、帰国されました。

 

羽田空港でご家族から出迎えを受けた三浦さんは、「無事に生きて下りてこられて、やっと日本にたどり着けてうれしい。風呂にでも入って少しのんびり休みたい」と笑顔で話されていたそうです。

 

以前聞いたことがあるのですが、エベレスト登頂というのは挑戦した人のうち、6人に1人は命を落とすそうです。

 

訓練を受けた人でさえこれですから、80歳でそれを達成された三浦さんは、本当にすごい方だとしか言いようがありません

 

三浦さんは、「80歳は4度目の二十歳である」と言われたそうですが、その言葉を聞いて、ある詩のことを思い出しました。

 

かのダグラス・マッカーサーが座右の銘とし、執務室に飾ってあったことでも有名な、サムエル・ウルマンの「青春」です。

 

 

 

これを読むと、「青春って年齢じゃない。いつまでも青春していたい」って思いますよね

 

 

青春

 

作:Samuel Ullman

訳:岡田義夫

 

青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、燃ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春というのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失うときに精神はしぼむ。

苦悶や、孤疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く 驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。

 

 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

 人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。

 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。

 

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ人は全くに老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。

 

烈蹴会 (テコンドー土居道場)

 サムエル・ウルマン

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