2018年を目前にして思うこと

考え方・疑問
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2017年12月31日。
今年も、いよいよ最後の一日となりました。
 
今年一年を振り返ってみるといろんなことがありましたし、様々なことが今、頭をよぎっています。
その中で、強く思ったことが一つあります。
 
 
それは、
「何が正しいかは結果でしか証明できない」
ということです。
 
今年、僕にとって一番うれしかったことは、なんと言っても遥が「全日本ジュニアテコンドー選手権大会」で準優勝し、事実上小1女子としては「日本で2番目に強い」という立場になったということです。
 
もちろん、「日本一を獲る」と宣言していましたから、僕も遥もこの結果には満足していません。
 

 

 
 
ただ、「他の道場の子どもたちがスパーリングを数多くこなして出場してくる中、遥はスパーリング相手が一人もおらず、僕が製作した『ダミーちゃん』を蹴って練習しただけだった」ということを考えれば、甚だ手前味噌ではありますが「よくやった」と言えると思います。
 

 
 
もし僕が「遥にはスパーリング相手が一人もいないから仕方ない」とか「四国は関東や関西、九州と比べると、大会も少ないから仕方ない」とか「四国はそもそも競技人口も少ないから、レベルの差は仕方ない」と、先に言い訳を並べるタイプの人間だったら、遥の準優勝は無かったと思います。
 
 
「言い訳を並べる前に、自分たちに何ができるかを考え抜く」
 
徹底して、このスタンスを取り続けました。
そして、「ダミーちゃん」だけでなく、道場長代理であるTくん協力のもと数々のオリジナル練習を考案し、
「練習→試合で実験→改善→練習……」
を繰り返しました。
 
 
全日本ジュニアの前に西日本予選がありましたが、その後に南海放送で放映された内容を見て、Yくん(小3)が入門。
烈蹴会にとって、二人目の小学生となりました。
 

 
 
「遥と違い、今まで格闘技どころか何のスポーツも習っていなかった彼を、なんとかして急速に強くする方法は無いものか」と、試行錯誤が始まりました。
 
彼のあまりにも甘い意識に対して、怒鳴り散らしたことも何度もありましたが、彼の長所・短所をきちんと分析し、教えるべきことをきちんと教えていこうと思いました。
 
彼は今、技術面だけでなく、少しずつ意識が変わっていっていると思います。
来年の試合デビューが、とても楽しみです。
 
 
また、仕事においても同じようなことを考えました。
僕は現在、メーカーで仕事をしています。
内容的には技術職です。
 
例えばの話ですが、「できない理由」を並べて、難易度が高い仕事をなるべく避けようとする。
そのくせ、評価と金だけはほしがる。
 
残念ながら、こういう人間はどこの組織にもいるものです。
「こいつは腕ではなく、口先で食べてるんだな」と思うと、とても残念です。
 
 
しかし、そういった「ツケ」は必ず自分に返ってきます。
いざ、難易度が高い仕事をどうしてもやらなければならなくなったとき、そういった仕事を避け続けてきた人間には当然その仕事を満足にできず、周りの人間からもそれを見透かされます。
当然、信用もされません。
 
結局のところ、技術者として頼れるのは「自分が苦労して身に付けた技術」だけです。
口先で人を丸め込む、組織内の権力者に媚びることで評価を得ようとする、難易度が高い仕事を避け続ける……。
これでは、永遠に真の技術者にはなれないでしょう。
 
 
2018年、僕はもっと自分に問いかけていきたいと思っています。
 
今のその考え方、やり方で
真の武術家になれるのか?
真の選手になれるのか?
真の指導者になれるのか?
真の技術者になれるのか?
 
僕自身もまだまだ大会に出場し続け、高校生や大学生と戦い続けていますが、今までに何度も痛感しました。
 
「試合場では、嘘やまやかしは一切通用しない」と。
 
 
それは、僕がやっている仕事においても全く同じことが言えると思います。
いくら言い訳や詭弁を並べたところで、技術が足りなければ結果に如実に反映されます。
 
「人は嘘をつくけれど、物は嘘をつかない」からです。
 
 
さて、2018年。
自分を取り巻く状況がどうとか、周りの人間がどうとか、言い訳を並べる前に、「自分に何ができるか」「どうやったらできるのか」を考え抜く。
これを徹底したいと思います。
 
至らぬ点も多々ありますが、特にテコンドー関係者の皆様におかれましては、2018年も宜しくお願い申し上げます。

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